摂食障害の子に傾聴が大切って聞いたけど、どんな効果があるの?
どうやったらいい?
「傾聴」って人を癒すことができるそうですよ。
人の話を聴く事って、大切だとわかるけど・・
親子間の傾聴って結構難しかったりするんだよね。
こんにちは。摂食障害を学び続けている心理士さゆりんです。
今回は、お子さんの話を聴く重要性をお伝えしたいと思います。皆さんは、お子さんの話を「うんうん」と、言葉を遮らずに聴くことができますか?スマホを見ながら、家事をしながら、作業をしながらお子さんの話を聴くのではなく、お子さんに集中して話を聴く時間がありますか?親って…忙しいですよね?仕事していたり、頼まれごとされたり、悩み事があったり、精神的に余裕がなかったり・・・しかし、だからと言ってそれが病気になる原因ではないと思いますが・・・
摂食障害になった原因なんて探してもきりがありませんので…ここでは話しませんね。
お子さんの状態はいかがでしょうか?話してくれますか?全然話してくれないお子さん、マシンガントークしてくるお子さん、口が達者なお子さん、色々なタイプのお子さんがいらっしゃると思います。そんなお子さんの話を聴く事を意識して時間を作っていますか?人と話す事がどれだけ大切なのかを今回はお伝えしたいと思います。
そこで、言葉の機能についてお伝えします
私たちは、人に話をすることによって、自分の考えを出来るだけわかりやすくまとめると思います。その作業の中で、自分の考えも明確になるんです。だから、アウトプットが大切なんですね。
私たちは、話しをしようとする時、出来るだけ人にわかるように表現しようと思います。そこで、自分の感情を表現する方法を学びます。自己表現をできることは自分に対する劣等感や自信のなさを克服する事に繋がります。自己表現を否定されずに受け入れられた時、「こんな自分でも受け入れられた!」という自信につながることなんですね
私たちは、人に話す事で、心の中に溜まってしまったネガティブな感情を開放されて、気持ちが浄化されるのです。否定されずに人から話を聴いてもらえる事は、本当に心が浄化された気分になります。あなたは、その経験はありますか?
私たちは、幸せな出来事や傷ついた体験あるいは、昔の思い出などを人に話す事で、その体験をもう一度味わう事から、感情の整理を行い、自然なかたちで心を癒すことができるそうです。
カウンセリングでも、この言葉の機能により、相手を癒していくのですね。親は子供のカウンセラーにならなければいけないのか?と、言葉が聞こえてきそうですが、そこまで完璧にする必要はないと私は思います。ただ、お子さんは病気なのです。心の病気なのです。なので、親としても関わり方を学んで、一日も早くこの不可解な病気から解き放たれ、親子共々心晴れやかに自由に生きたいと思いませんか?
この言葉の機能を意識して、傾聴が出来たら素晴らしいと思います。
漢字のごとく耳と目と心を傾けて真摯な姿勢で相手の話を聴くコミュニケーションなんですね。話しかけられたら目を見る、話しを聞きながら頷いたり、相づちをうったり、相手の話をしっかり覚えて質問する・・・そんな感じです。
そこには、アドバイスや正論はいりません!!
お子さんから、意見がでたら「そうだよね~」「なるほどね」「他には?」「それもありだよね」など、お子さんの話をまず肯定する事からやってみてください。もし、親として言いたい事があった場合は・・・
Iメッセージです
私は・・・を主語にした言葉を伝えていきます。私は○○だと思うけど、あなたはどう思う?私は○○して欲しい。私は○○は良いと思う。など・・・
YOUメッセージ
あなたは・・・を主語にしてしまうと、指示・命令的な要素が含まれてしまいます。あなたはいつも○○ね。あなたが○○して欲しい。など、相手に不快な気持ちを与えてしまうこともあるので、注意してみて下さいね。
摂食障害のお子さんは、自己表現が苦手な子が多いように感じます。学校や職場やバイト先など、自分の思っている事をしっかり相手に伝える練習も兼ねて、ご家庭でお子さんと話す機会があると理想的であると私は思いました。親御さんが余裕のある時に、お子さんが自分の気持ちを否定されないで沢山言いたい事を話せる時間を作ってみませんか?
応援しています
コメント